広島・鳥取・岡山にも大雨特別警報

6日午後7時30分の土砂災害の危険度。新たに広島県、鳥取県、岡山県で特別警報が発表となった。

 気象庁は、6日午後7時半すぎ、広島県・鳥取県・岡山県にも大雨特別警報を発表した。福岡県・佐賀県・長崎県とあわせ6県で同時に特別警報が発表されていることになるが、これは2013年の運用開始以来初めてのこととなる。広範囲で最大級の警戒が必要だ。

6日午後7時45分の雨雲の様子。出典=気象庁ホームページ

 非常に活発な梅雨前線が本州付近に停滞しているため、記録的な大雨となっている。気象庁は、福岡県・佐賀県・長崎県・広島県・鳥取県・岡山県で、これまでに経験したことのないような大雨となっており、命に関わる重大な災害の危険性が高まっているとして、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水への最大級の警戒を呼びかけている。

特別警報発表中の地域で大雨に警戒が必要な時間帯。

 梅雨前線は8日(日)にかけても停滞を続けると見られ、すでに記録的な大雨となっている地域で雷を伴った猛烈な雨が断続的に降り、さらなる大雨となるおそれがある。また、現在大雨特別警報が出ていない地域でも、記録的な大雨となるおそれがある。命を守る行動を最優先に、自治体からの情報もこまめに確認するなど、最大級の警戒が必要だ。

大雨特別警報とは

 その地域で数十年に一度の記録的な大雨となっていて、命に関わる重大な災害が迫っている状況の際に発表されるもので、最大級の警戒が必要となる。

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