宿泊者7.5%増 長崎県観光動向調査 1~3月期

 長崎県は6日、2018年1~3月期の県観光動向調査の結果を発表した。158の主要宿泊施設の宿泊者数は前年同期比7・5%増の114万3千人で、26の主要観光施設の利用者数は同5・0%減の188万2千人。県観光振興課は「宿泊施設は堅調だったが、観光施設は降雪など悪天候の影響を受けた」と分析する。
 同課によると、宿泊者数は、昨年リニューアル工事をしていた大型施設が営業を再開したこともあり4期連続増。特に旧正月に当たった2月は前年同期比11・3%の大幅増となった。
 地域別で見ると、韓国人観光客が増えている対馬が同63・6%と大幅増。滞在型観光が順調な壱岐も同22・4%増、サッカーJ1に昇格したV・ファーレン長崎効果で諫早・大村が同5・9%増と、それぞれ好調だった。
 観光施設利用者は全体的に減少。ハウステンボス(佐世保市)は同3・0%減の66万6500人、グラバー園(長崎市)は同3・9%減の23万1458人だった。しかし、表門橋が開通した出島(同市)は、同19・4%増の12万5290人だった。

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