8回2死一、二塁でキンズラーの中前打を“強奪キャッチ”
マリナーズのディー・ゴードン内野手が驚愕のスーパープレーを見せた。5日(日本時間6日)に行われた本拠地エンゼルス戦。試合終盤、ゲームの行方を左右しかねない場面で“空飛ぶ”美技を見せ、チームの窮地を救った。
イチローを師として慕うことでも知られるゴードンが“空を飛んだ”のは、8回だった。3点リードで迎えたこの回、2死一、二塁で打席にはキンズラーが立った場面だった。マリナーズのマウンドにはセットアッパー右腕のコロメ。1ボール1ストライクからの3球目だった。
真ん中低めのカットボールは痛烈なライナーとなって二遊間に飛んだ。センターへ抜ける、誰もがそう思った瞬間、ゴードンが宙を舞った。あらかじめ二塁ベース寄りに守備シフトを敷いていたゴードンは横っ飛び。鋭い打球をグラブの先で掴み取り、見事アウトに仕留めた。
エンゼルスのネクストバッターサークルに控えていたのは大谷翔平投手。抜けていれば、点差を詰められる一打となり、さらなるピンチで大谷を迎えていた可能性が高いだけに、マリナーズにとっては窮地を救うビッグプレーとなった。
試合を中継した地元テレビ局「ルートスポーツ・ノースウエスト」の実況、解説は大興奮。実況が「ディー・ゴードン! なんというプレーだ!」と声を上げると、解説者も「このライナーを捕れるとは思いませんでした。体を目一杯伸ばすダイビングでイニングを終わらせました。なんというプレーでしょう!」と興奮気味にまくし立てた。
このプレーの映像をMLB公式ツイッターも紹介すると、ファンからも次々とゴードンを称賛するコメントが寄せられた。
「ディー・ゴードンはリーグ最高の二塁手」
「このプレーができないのは…ロビンソン・カノ」
「素晴らしいジャンプだ、マリナーマン!」
「これができるのはディーだけ」
「この男にゴールドグラブを」
「これは素晴らしい」
「スーパーマン」
「ゴードンには羽があるとは、知らなかった」
「ディーはやばいね」
「これはとにかく驚異的だ…」
「多分、MLBで最も見ていて楽しい選手」
見ていた全ての者の度肝を抜いたゴードンのスーパープレー。マリナーズが勝利を大きく手繰り寄せる瞬間となった。
(Full-Count編集部)