「湯~便ポスト」 1年後の自分に絵はがき送ろう 雲仙温泉街

 雲仙市の雲仙温泉街の旅館やホテルで6日、宿泊者が1年後の自分などに絵はがきを無料で送ることができるサービス「温泉郵便局」が始まった。各宿泊施設に設置した「湯~便ポスト」に投函(とうかん)することで、思い出づくりを演出し、リピーター増につなげる狙いだ。
 旅館、ホテルなどでつくる観光まちづくり会社「雲仙みらいかたる」が初めて企画した。同温泉街の10の宿泊施設に、それぞれの施設を描いた絵はがきと、雲仙地獄などの観光名所を描いた絵はがきを用意。全体では計20種類となる。それぞれの絵は、長崎日大高デザイン美術科の生徒が描いた。
 宿泊者には1人1枚配り、日帰り客などには1枚50円(切手代別)で販売。ポストにはすぐに配達される「普通郵便」と「1年後郵便」の投函口があり、同社は「雲仙での思い出を絵はがきにつづって、大切な友人や1年後の自分に届けてほしい」と利用を呼び掛けている。 

旅館などに設置された「湯~便ポスト」と専用の絵はがき=雲仙市、雲仙宮崎旅館

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