ワールドカップでは毎回ヒーローのような選手が登場し、そこで注目を集めたことからビッグクラブへステップアップを果たす者も多い。そうしたサプライズスターの登場も大会の醍醐味で、英『FourFourTwo』が今大会ここまで印象的な活躍を見せたヒーロー10名をリストアップしている。
このリストは大会で驚きの活躍を見せた選手が中心に選ばれているが、その中に日本代表MF乾貴士の名前が入っている。乾は30歳で今大会に臨み、若い選手というわけではない。しかし、同メディアはやや遅咲きだったヒーローの活躍に心を打たれたようだ。
「ロシアで大活躍する前にレアル・ベティスが乾をフリーで獲得したのは今夏のベストバーゲンだ。今回のリストで30歳の彼は最年長だが、ワールドカップでインパクトを残すうえで遅すぎることはないとベルギー戦とグループステージの素晴らしいパフォーマンスで証明した」
同メディアはこのように乾を称えており、若手に注目が集まる傾向にあるワールドカップにおいてベテランの領域に入ってきた乾は珍しい形で注目を浴びている。それほど乾のパフォーマンスが衝撃的だったということだろう。
他にはドイツを沈めるゴールを決めたメキシコ代表FWイルビング・ロサノ、ロシア代表を引っ張るMFアレクサンドル・ゴロビン、アルゼンチン戦で見事なボレーを決めたクロアチア代表FWアンテ・レビッチ、日本戦で壁下フリーキックを炸裂させたコロンビア代表MFファン・キンテーロ、右サイドバックとして奮闘しながら華麗なボレーシュートまで決めたフランス代表DFベンジャミン・パヴァール、ウルグアイ代表の未来と期待されるMFロドリゴ・ベンタンクール、日本戦で得点まで決めたセネガル代表の19歳DFムッサ・ワゲ、何度もビッグセーブを見せた韓国代表GKチョ・ヒョンウ、快進撃を続けるスウェーデン代表MFヴィクトル・クラエソンが選ばれている。