第5回:一生に一度は行くべき!CAオススメ世界の絶景ガイド「チチェン・イッツァのピラミッド」

CAオススメ絶景ガイド!「メキシコ/チチェン・イッツァのピラミッド」

ここでは世界中を飛び回るCAが「行ってよかった!」と思う、人生で一度は行くべき絶景をご紹介いたします。

第5回目は、数々の仕掛けが隠されたマヤ文明の遺跡のうちのひとつであり、新・世界七不思議にも選出されているメキシコのチチェン・イッツァのピラミッドをご紹介!

 

チチェン・イッツァとは

メキシコ・ユカタン半島に数多く残るマヤ文明を代表する遺跡で、世界遺産にも登録されています。

チチェン・イッツァとはユカタン語で「イッツァ人の湖の畔」を意味しているそうです。

そのチチェン・イッツァを代表するピラミッド、エル・カスティーヨには様々な仕掛けが隠されています。

例えばピラミッドに向かって手をたたくと、その音が反響し現地の鳥の鳴き声かのような独特な音で返ってきます。

 

 

 

ピラミッド北側の階段の下部には、「ククルカン」と呼ばれる蛇の姿をした神の頭像があります。

一年に二度、春分と秋分の日の太陽が沈む時、この階段にピラミッド側面の影ができます。

それが頭部分と合体し胴体と見えることから、マヤの最高神・ククルカンが舞い降りてきたかのように映ります。

この現象は「ククルカンの降臨」と呼ばれ、この特別な姿を一目見ようと世界中から旅行者が訪れるそうです。

 

チチェン・イッツァのピラミッドまでの行き方

チチェン・イッツァのあるメキシコ・ユカタン半島へは、日本からアメリカ経由で行かれる方が多いのではないかと思います。

筆者はアメリカ・ロサンゼルス、マイアミを経由して、ユカタン半島にあるメキシコ・カンクンへ行きました。

カンクンからチチェン・イッツァへは、バスツアーに参加するのが一般的かと思います。

ツアーは毎日開催されており、春分と秋分の日以外は現地に着いてから簡単に申込ができます。

ツアー中は現地ガイドの方がマヤの歴史について細かく説明してくれるので、とても勉強になります。

英語またはスペイン語でのツアーが大半ですが、日本人ガイドの方のツアーもあるようなので、英語が苦手な方でもしっかりとマヤの歴史について学べるかと思います。

 

聖なる泉・セノーテ

多くのピラミッドツアーは、「セノーテ」と呼ばれる聖なる泉を訪れるプランとセットになっています。

セノーテはユカタン半島に数多く存在しており、付近に川や湖がないため貴重な水源として大切にされてきたそうです。

また、セノーテはただの泉はなく昔は宗教儀式にも使われていたそうで、吉兆を占うため生け贄の女性を泉に投げ入れていたそう。

そんな説明を到着前にガイドさんから受け、行くのを躊躇してしまいましたが実際に訪れてみると本当に美しく神聖な場所でした。

セノーテには大小さまざまな種類があります。

 

このセノーテは大きく穴が空いて、穴の中に降りることができます。

地上を見上げると不思議な気分になります。 

ここは洞窟になっておりとても静かで、神秘的な雰囲気が漂っていました。

 

美しいカリビアンブルーのビーチ

ユカタン半島はカリブ海に面しており、美しいビーチが点在しています。

また、カンクンは世界を代表するリゾートのうちの一つで、日本でも新婚旅行の行き先として人気がありますね。

世界中に素晴らしいビーチは数多く存在しますが、このカリビアンブルーの美しい色は脳裏に焼き付いて忘れられません。

 

ワカモレやタコスなど、美味しい現地料理も魅力的です。

 

 

  

注意事項

カンクンの「ホテルゾーン」と呼ばれる観光客用エリアのホテルやレストラン、また観光ツアーなどはアメリカドルでの支払いが可能です。

カードでの支払いができるところも多いので、現金はあまり持ち歩かず、チップ用に1ドルや5ドルなどの少額紙幣を用意しておくことをオススメします。

基本的にはクレジットカードとアメリカドルで問題はありませんが、現地のバスやタクシー、マーケット、ホテルゾーン以外のレストランを利用する場合は、カードやアメリカドルでの支払いが不可、もしくはかなりレートの悪い金額を請求されることもあるので、現地通貨のメキシコペソを用意しておくと良いです。

ぜひ、みなさんも謎が多く残るマヤ文明の遺跡と、美しいビーチを訪れてみてくださいね!

 

© シーエーメディアエージェンシー/ハニーコミュニケーションズ