ベスト4の顔ぶれは異例の事態に!スウェーデン対イングランド、クロアチア対ロシアの選手採点とマンオブザマッチは?

決勝トーナメント二回戦(ベスト8)、スウェーデン対イングランド、ロシア対クロアチアの試合に出場した全選手の評価採点とマンオブザマッチは以下の通り。

試合結果

得点者

30分 マグワイア(イングランド)
59分 アリ(イングランド)

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

動画ハイライト

スウェーデン

4-4-2

GK

5.0 ロビン・オルソン

DF

5.0 ヴィクトル・リンデロフ

6.0 アンドレアス・グランクヴィスト

5.5 エミル・クラフト(85分out)

5.5 ルドヴィク・アウグスティンソン

MF

5.5 セバスティアン・ラーション

5.5 アルビン・エクダル

6.0 ヴィクトル・クローソン

5.5 エミル・フォシュベリ(65分out)

FW

5.5 マルコス・ベリ

5.0 オラ・トイヴォネン(65分out)

交代

5.0 マルティン・オルソン(65分in)

5.0 ヨン・グイデッティ(65分in)

採点なし ポントゥス・ヤンソン(85分in)

イングランド

3-5-2

GK

7.0 ジョーダン・ピックウォード

DF

6.5 カイル・ウォーカー

6.5 ジョン・ストーンズ

7.5 ハリー・マグワイア

MF

6.5 ジョーダン・ヘンダーソン(85分out)

7.0 キーラン・トリッピアー

6.5 アシュリー・ヤング

7.0 デル・アリ(77分out)

7.0 ジェシー・リンガード

FW

6.0 ラヒーム・スターリング(91分out)

6.0 ハリー・ケイン

交代

5.5 ファビアン・デルフ(77分in)

採点なし エリック・ダイアー(85分in)

採点なし マーカス・ラッシュフォード(91分in)

マンオブザマッチ

7.5 ハリー・マグワイア(イングランド)

1990年のイタリア大会以来となるベスト4進出を決めたイングランド。

戦前では強固なスウェーデンの守備組織と整備されたカウンターアタックに苦戦することが予想されたが、その前評判を見事に覆しての完勝であった。

そして、その一つの原動力となったのがハリー・マグワイアの存在だ。

オープンプレーでは「もう一歩」が足りず、なかなかゴールが遠い試合展開の中、抜群の空中戦の強さを活かしたヘディングで前半のうちに先制点を奪取。

さらにその高さは守備の面でも存分に機能し、トイヴォネン、ベリの2トップとの競り合いでことごとく勝利。空中戦での勝利数は試合で唯一となる二桁(『whoscored.com』参照)台であった。

今大会は「前回大会のベスト4、ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、オランダが一カ国も存在しない」という、1966年のイングランド大会以来となる異例の事態が起こったが、その大会でで優勝を飾ったのが、何を隠そうイングランド。

「ケイン頼み」というレッテルを剥がした彼らであれば、52年ぶりの伝説の再現は可能かもしれない。

試合結果

※PK戦(3-4)でクロアチアが勝ち抜け

得点者

31分 チェリシェフ(ロシア)
39分 クラマリッチ(クロアチア)
101分 ヴィダ(クロアチア)
115分 フェルナンデス(ロシア)

動画ハイライト

ロシア

4-4-2

GK

5.0 イーゴリ・アキンフェエフ

DF

6.0 イリヤ・クテポフ

6.5 アレクセイ・イグナシェヴィッチ

7.0 マリオ・フェルナンデス

5.5 フョードル・クドリャショフ

MF

6.5 ロマン・ゾブニン

6.0 ダレル・クジャエフ

5.5 アレクサンドル・サメドフ(54分out)

6.5 デニス・チェリシェフ(67分out)

FW

5.5 アレクサンドル・ゴロヴィン(102分out)

6.0 アルテム・ジュバ(79分out)

交代

5.5 アレクサンドル・エロヒン(54分in)

5.0 フョードル・スモロフ(67分in)

5.5 ユーリ・ガジンスキ(79分in)

6.5 アラン・ザゴエフ(102分in)

クロアチア

4-2-3-1

GK

6.5 ダニエル・スバシッチ

DF

6.5 デヤン・ロヴレン

7.5 ドマゴイ・ヴィダ

6.5 シメ・ヴルサリコ(97分out)

6.0 イヴァン・ストルニッチ(74分out)

MF

7.5 ルカ・モドリッチ

7.0 イヴァン・ラキティッチ

6.5 アンテ・レビッチ

6.0 イヴァン・ペリシッチ(63分out)

6.5 アンドレイ・クラマリッチ(88分out)

FW

7.0 マリオ・マンジュキッチ

交代

6.5 マルセロ・ブロゾヴィッチ(63分in)

5.5 ヨシップ・ピヴァリッチ(74分in)

5.0 マテオ・コヴァチッチ(88分in)

5.5 ヴェドラン・チョルルカ(97分in)

マンオブザマッチ

7.5 ドマゴイ・ヴィダ(クロアチア)

ロシア、クロアチア共に前の試合でPK戦を戦い抜き、合計240分の死闘となったが、最後に勝利の女神が微笑んだのはクロアチアであった。

両チーム通じて全体的にパフォーマンスが高い選手が揃う好ゲームとなったが、とりわけクロアチア側、ヴィダ、モドリッチ、ラキティッチ、マンジュキッチらが印象的であった。

その中からMOMを選出するとなると非常に迷うところだが、ほぼパーフェクトな働きでジュバ、スモロフらロシア攻撃陣を抑え込み、決定機を可能な限り消したヴィダは特筆に値。その後、同点に追いつかれたものの、延長前半にゴールネットを揺らしたヘディングも大仕事であった。

今大会のクロアチアは「史上最強」という呼び声も高いが、その所以は自慢のテクニックやパスワークだけではなくフィジカル勝負ができる点、ボール外でも献身的なプレーができる選手が揃っている点、そして、シンプルなプレーからでも決定機を作れる点にある。

準決勝はイングランドとの試合となるが、このヴィダを筆頭にターゲットがいくつも存在する強力なセットプレーも一つのキーポイントになるかもしれない。

出場時間が短かった選手は採点対象から除外
※10点満点の0.5点刻みでの採点
※MOM=マン・オブ・ザ・マッチ(最も印象的だった選手)
※採点者:カレン

その他の試合の選手採点を見る

【総力特集】ワールドカップ最新情報はこちらから

© 株式会社ファッションニュース通信社