九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け

9日(月)午前11時 新潟市中央区 撮影 清水 祥太

 気象庁はきょう9日午前、九州北部(山口県含む)中国、近畿、東海、北陸が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて、北陸は15日、東海や近畿、中国は12日、九州北部は10日、それぞれ早い梅雨明けとなった。

 北陸では、梅雨期間の降水量が平年より少なかった地域もあったが、その他の各地は、先日の記録的な大雨の影響もあり、平年の降水量を上回った地域が多くなった。
 特に、東海や近畿中部、中国では平年の2~3倍を超える降水量を観測した地点があった。

梅雨期間降水量 主な地点

(九州北部は5月28日~7月8日、中国は6月5日~7月8日、近畿や東海は6月6日~7月8日)(速報値)

 高山(岐阜) 747.0ミリ(期間平年比342%)
 洲本(兵庫) 724.5ミリ(期間平年比333%)
 舞鶴(京都) 618.0ミリ(期間平年比309%)
 神戸     646.0ミリ(期間平年比305%)
 和歌山    584.0ミリ(期間平年比269%)
 広島     660.0ミリ(期間平年比202%)
 呉(広島)  630.0ミリ(期間平年比210%)
 津山     663.0ミリ(期間平年比263%)
 福岡     681.5ミリ(期間平年比187%)
 
 これらの地域は向こう1週間も、大気の状態が不安定となって局地的に雨の降る日はあるものの、引き続き太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込み。
 
 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨の時期に関する気象情報は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに発表する情報であり、後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行う。その結果、本情報で発表した期日が変更となる場合もある。

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