GKは背が高くないといけないと主張する者も多いが、今大会活躍しているイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードは185㎝。それほど高いというわけでもない。それでもピックフォードはスーパーセーブを何本か見せており、特に2‐0で勝利した準々決勝スウェーデン戦はチームを救うセーブが3つはあった。
英『Daily Mail』によると、元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァーもピックフォードのパフォーマンスを絶賛。身長は大した問題ではなく、ピックフォードが今大会最高クラスのGKだと語っている。
「15年ほどトップにいたピーター・シルトンやデイビッド・シーマンらとピックフォードを比較すべきではないが、彼のロシアでの成功には驚いていないよ。現代のGKと同じような高さがピックフォードにないとの意見が出ているのは知っている。だが、私の意見ではワールドクラスのGKと呼ばれる選手の背が高くなければいけないということはない。私はグループステージ最高のGKに韓国代表のチョ・ヒョンウを挙げたが、ピックフォードも今大会最高のGKの3~4人に入るよ」
日本代表の前に何度も立ちはだかったシュウォーツァーは195㎝となっているため、ピックフォードより10㎝高いことになる。日本のゴールを守った川島永嗣もピックフォードと同じ185㎝となっている。高さがなければ優秀なGKにはなれないとの意見が間違っていることを証明する活躍をピックフォードは見せている。