取引先開拓へ熱気 受発注商談に256社

 製造業の受・発注商談会(横須賀会場)が5日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市本町)で開かれた。取引先の開拓を目的に、県内外から発注側の企業50社と受注側の企業206社の計256社が参加し、全体で768件の商談が重ねられた。神奈川産業振興センターと横須賀市、横須賀商工会議所、市産業振興財団、かながわ信用金庫、湘南信用金庫の主催。センター主導で、横浜や川崎など4会場で予定する商談会の皮切りとして開かれた。

 会場に設けた54のブースには、旋盤加工や組み立てなどの発注先を探す企業の調達担当者らが座り、受注側企業が次々と商談に臨んだ。ロビーには受注者間の取引も促そうと、発注したい仕事を持つ受注側企業のパネルも並べられた。

 センターの担当者は「受注側企業は、現状の仕事で手いっぱいで、新しい仕事を受ける余裕がない傾向もある。ただ、商談会は発注企業側に自社を売り込む機会として積極的に活用してほしい」と話していた。

商談ブースが並んだ会場 =横須賀市本町

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