記念艦「三笠」ライトアップ 横須賀のナイトスポットに

 記念艦「三笠」(神奈川県横須賀市稲岡町)が14日から、13年ぶりにライトアップされる。猿島で音楽イベントが催されるのに合わせたもので、初めて約3カ月という長期間、照らす。管理する三笠保存会は「横須賀の新たなナイトスポットとして楽しんでもらえれば」と話している。

 保存会によると、ライトアップは、日露戦争の日本海海戦100周年を記念し、2005年に1週間実施。今回は7~9月の土日に猿島で音楽イベントが開かれるのに合わせ、14日から10月末までの、日没から午後10時まで行う。

 三笠では同じ14日から、近代史や明治期の暮らしを学ぶことができる恒例の子ども向けイベント「三笠こどもミュージアム」も始まる。三笠の歴史に関する穴埋め問題などを載せた「こどもノート」を中学生以下にプレゼント。また甲板上で旧海軍の艦船で使われていたハンモックも体験できる。

 「こどもミュージアム」は8月26日まで。観覧料は小中学生が無料で、高校生は300円など。問い合わせは、同保存会電話046(822)5225。

4日に試験点灯が行われた記念艦「三笠」(三笠保存会提供)

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