「70億円払え!」暴力事件でW杯戦士退団のスポルティング、法的措置に

『A Bola』は7日、「スポルティング・リスボンは、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズに5400万ユーロ(およそ69.9億円)の支払いを要求する」と報じた。

5月に発生したサポーターによる襲撃事件が大きな問題に発展しているスポルティング・リスボン。

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棒やベルトなどで武装し、フードで顔を隠したサポーターが練習場を襲撃し、スタッフや選手を暴行したのだ。

この事件に加えて、ブルーノ・デ・カルヴァーリョ前会長が選手たちに敵対的な態度を見せていたことから、多くの選手が契約解除を通告していた。

その一人がポルトガル代表GKルイ・パトリシオで、彼は先日イングランド・プレミアリーグのウォルヴァーハンプトンに移籍が決定している。

本人と代理人はフリーエージェントでの移籍と主張しているが、どうやらスポルティング・リスボンはそれを不服として訴えを起こすようだ。

記事によれば、スポルティング・リスボンが求めるのは契約に書かれていた解除条項の4500万ユーロ(およそ58.2億円)+残った2年分の給与を含めて5400万ユーロだという。

あのポルトガル人代理人ジョルジュ・メンデスが深く関与していることで知られるウォルヴァーハンプトンであるが、もしこれだけの金額を支払わなければならない状況になれば…。

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