長崎県西海市は、本年度から市内で生産、加工された良質な農水産品やサービスを「ぎゅぎゅっと!西海」の統一ブランドで県内外に売り込む。戦略商品として15品目を選定。生産者、経済団体、行政が連携し、“西海ブランド”の確立を図り、生産者、サービス提供者の所得拡大につなげたい考えだ。
6日、市内で開かれた西海ブランド戦略推進会議の初会合で市側が明らかにした。
対象の15品目は、農産品がミカン、ゆで干し大根、トマト、豚肉など。水産品は「ゑべす蛸(だこ)」、イサキなど。加工品は大島酒造の吟醸芋焼酎「磨き大島」、地元原料で作るかんころ餅などを選んだ。農水産品は糖度や大きさなど基準を設ける。
今後、商品ごとに流通、販促戦略を練り、首都圏や関西圏、県内に売り込みを図る。生産額を2021年に、現行の2割増とする目標も掲げた。
統一ブランドの名称「ぎゅぎゅっと!西海」は、市の女性職員で構成する「チーム・西海が育てた女たち」が発案。「いいものだけを詰め込んだ」という思いを込めた。今後、ロゴなどを作成する。
初会合には生産者や加工業者、経済団体、百貨店のバイヤーらが出席。杉澤泰彦市長はあいさつで「農林、水産、商工観光を一体的に捉え、外に向かって発信したい」と述べた。
統一ブランドでPR 「ぎゅぎゅっと!西海」 市、戦略商品に15品目
- Published
- 2018/07/10 00:15 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 16:03 (JST)
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