車いすのプロフェッショナル 車いすエンジニア・安大輔さん

車いすエンジニアの安大輔さん(オーエックスエンジニアリング)が登場。
車いす競技を行うプレーヤーにとって、車いすは道具ではなく「パートナー」。「最初はそれも分かっていなかった」という安さんは、自ら車いすに乗ってその大切さを実感した。

現在、車いすテニスプレーヤー国枝慎吾選手や上地結衣選手の競技用チェアに携わっている安さんは、道具を作るのではなく、選手の身体の一部を作り上げるという信条で開発している。その一方で、長年の経験を活かしてジュニア選手らの競技用チェアも作っている。作って納品するだけでなく何度も調整を重ね、選手の意見を尊重しつつ完成形に近づける。

世界各国で行われる大会にも出向き、現場での調整も行う。どの現場でも「安さん、安さん」と声を掛けられ、さまざまな車いすの相談に答える。あるジュニアの選手は安さんのことを「車いすのプロフェッショナル」と呼んでいた。

2020年東京パラリンピックに向け、今は選手と共に車いすを仕上げていく大切な時期。今回は2020に向けて、車いすバドミントンの山崎悠麻選手に競技用チェアを作り、数ミリ単位の調整をその場で行っていく納品の様子に密着。


安大輔(やす・だいすけ)

安大輔さん (車いすエンジニア)

1974年10月30日生  43歳 千葉県出身 所属 オーエックスエンジニアリング

千葉県にある車いす製造で日本を代表する会社(株)オーエックスエンジニアリングに2000年入社。競技用の車いすも手掛け、車いすテニス世界トップランカー・国枝慎吾選手、上地結衣選手ら数々のトップアスリートを支え、開発、調整を手掛けている。

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