控え捕手・ホラデイの一打でマーリンズがサヨナラ勝利

【ブリュワーズ3-4xマーリンズ(延長10回)】@マーリンズ・パーク

正捕手のJ.T.リアルミュートが産休リストに入って戦列を離れているマーリンズが、代役捕手のサヨナラ打で延長戦を制し、本拠地でのブリュワーズ3連戦に先勝した。マーリンズは延長10回裏一死から2つの四死球で一、二塁のチャンスを迎え、ミゲル・ロハスとキャメロン・メイビンがダブルスチールを成功させて一死二、三塁の大チャンス。ここでブライアン・ホラデイが高めに浮いたナックルカーブを叩き、打球は前進守備の二遊間を破ってセンター前へ転がって行った。30歳のホラデイはメジャー7年目にして初のサヨナラ打。マーリンズは3連敗のあと、2連勝となった。

マーリンズ打線がブリュワーズの強力リリーフ陣を攻略し、延長戦の末に勝利をもぎ取った一戦となった。ブリュワーズは1点リードを死守すべく、オールスター・ゲームに選出されたジョシュ・ヘイダーを7回裏から投入したが、マーリンズはスターリン・カストロとブライアン・アンダーソンの二者連続本塁打で逆転に成功。直後の8回表にブリュワーズはトラビス・ショウのタイムリーで同点に追い付いたが、10回裏にマーリンズは制球の定まらないコリー・クネーベルを小技を絡めて攻略し、劇的なサヨナラ勝利を収めた。リアルミュートの代役として先発マスクを被ったホラデイは、サヨナラ打のほかにも四球、犠牲バント、犠牲フライと各打席でしっかり結果を残し、2打数1安打2打点の活躍。オールスター捕手の穴を埋め、チームの勝利に大きく貢献した。

© MLB Advanced Media, LP.