オールスター初選出のベリオスが好投 ツインズ5連勝

【ロイヤルズ1-3ツインズ】@ターゲット・フィールド

オールスター・ゲームに初選出されたホゼ・ベリオス(ツインズ)が7回1失点の好投でチームを勝利へ導き、9勝目(7敗)をマークした。2回までをパーフェクトに抑える最高の立ち上がりを見せたベリオスは、3回表に連続二塁打を浴びてロイヤルズに先制を許したものの、その後は走者を出しながらも要所を抑え、7回111球を投げて被安打6、奪三振8、無四球、失点1の好投。打線は7回裏にエディ・ロサリオの内野ゴロの間に同点とし、エドゥアルド・エスコバーが勝ち越しタイムリーを放った。続く8回裏にはジョー・マウアーのタイムリーでリードを2点に広げ、最後はクローザーのフェルナンド・ロドニーがピンチを背負いながらもゼロに抑えて逃げ切り。ツインズはロイヤルズ3連戦の初戦を制し、連勝を5に伸ばした。

チームから唯一オールスター・ゲームに選出されたベリオスが、自身がオールスターに相応しい存在であることを証明する見事なピッチングを見せた。決して本調子ではなかったものの、4回表の無死二、三塁、5回表の二死一、三塁といったピンチを凌ぎ、ロイヤルズに許した得点はアルシデス・エスコバーのタイムリー二塁打による1点だけ。「過去2先発はエネルギーが不足していて、少し疲れていた。でも今日はとても良い感じだったよ」とベリオスは自身の登板を振り返ったが、その言葉通りのピッチングだったと言えるだろう。なお、この試合で41歳のロドニーが今季20セーブに到達。41歳以降のシーズンで20セーブ以上を記録した史上6人目の投手となった。

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