復興伝える新聞の軌跡 盛岡、NIE全国大会に合わせ展示

毎年3月11日の岩手日報の紙面などを紹介する県立図書館の企画展示

 盛岡市盛岡駅西通の県立図書館(朴沢ゆかり館長)は、東日本大震災に関する新聞の紙面や書籍を紹介する展示「新聞は復興をどう伝えたか」を行っている。26、27の両日に同館があるアイーナなどで開かれるNIE全国大会盛岡大会(日本新聞協会主催)に合わせた企画。大会当日はアイーナ4階の特設スペースに出張展示する予定で「新聞と歩む 復興、未来へ」のスローガンを掲げる大会を盛り上げる。

同館内の特設コーナーに2012年以降の毎年3月11日付の岩手日報朝刊1面を掲示。館内で閲覧できる12年以降の毎年3月の全国紙の縮刷版や、新聞社が出版した震災関連の写真集など書籍をそろえた。

 26日に同大会で「新聞力と復興」をテーマに記念講演する斎藤孝明治大教授の著書も陳列。NIE(教育に新聞を)についての書籍など約30冊も並ぶ。

 8月30日まで展示。開館は午前9時から午後8時。7月31日休館。

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