オールスター最終投票中間発表 トップはセグーラとアギラー

日本時間7月11日、第89回オールスター・ゲームに出場する各リーグ32人目の選手を決める「ファイナル・ボート(最終投票)」の第1回中間発表が行われた。ア・リーグはジーン・セグーラ(マリナーズ)、ナ・リーグはヘスス・アギラー(ブリュワーズ)がトップ。なお、投票は日本時間7月12日午前5時に締め切られる。

セグーラは17年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズの正遊撃手として走攻守三拍子揃った活躍を見せており、今季はここまで84試合に出場して打率.330、7本塁打、47打点、14盗塁、OPS.827をマーク。打点はすでに昨季を上回っており、3年連続の打率3割や6年連続の20盗塁を射程圏内に捉えている。打率.330はリーグ4位の数字であり、遊撃手では両リーグトップ。このままトップの座をキープできれば、ブリュワーズ時代の2013年以来5年ぶり自身2度目のオールスター・ゲーム選出となる。

一方のアギラーはナ・リーグ中部地区の首位を走るブリュワーズの主砲として大ブレイク。移籍1年目の昨季はメジャー初本塁打を放つなど、16本塁打、52打点をマークしたが、今季は打率.305、23本塁打、64打点、OPS1.007という素晴らしい活躍で各部門の自己記録を更新し続けている。打率.305はリーグ10位、23本塁打とOPS1.007はリーグトップ、64打点はリーグ3位の数字であり、リーグでも有数の強打者へと急成長。カルロス・サンタナやエドウィン・エンカーナシオンの陰に隠れていたインディアンス時代が嘘のような活躍ぶりだ。当然ながら、オールスター・ゲームに選出されれば自身初となる。

また、MLB機構は故障によりオールスター・ゲーム出場を辞退したグレイバー・トーレス(ヤンキース)とバスター・ポージー(ジャイアンツ)に代わってジェッド・ラウリー(アスレチックス)とヤディアー・モリーナ(カージナルス)をオールスター・ゲームの出場メンバーに選出。同じく出場辞退のショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ)に代わる出場選手は現在選考中だ。

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