【MLB】大谷翔平、敵失を誘う快足に同僚ビックリ「飛ぶように速い」「大きいのに…」

「6番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

4回2死走者なしの第4打席に一塁へ全力疾走

 10日(日本時間11日)の本拠地マリナーズ戦で、22打席ぶりに苦手左腕から快音を響かせたエンゼルス大谷翔平投手。「6番・DH」で先発し、4打数1安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。第5打席にタイムリーを放った24歳は、4回の第3打席では快足を飛ばして敵失を誘い出塁すると、後続のタイムリーで無事生還を果たした。この時、大谷が見せた韋駄天ぶりに、同僚外野手も「彼は飛ぶように速い」と驚嘆の声を上げた。

 味方がリードを3点に広げた直後、4回2死走者なしの場面で打席に立った大谷は、マリナーズ右腕リークと対戦。カウント1-2から5球目カットボールを引っかけると、打球は一二塁間へ転がっていった。守備シフトで一塁ベース寄りに守っていた二塁手ディー・ゴードンは打球をキャッチするが、猛然と一塁へ疾走する大谷のスピードに気を取られたのか、処理にもたつき大きく外れる悪送球となった。

 試合後、この場面について「名手ゴードンが大谷のスピードに驚かされたのでは?」と話題を振られたエンゼルスのコール・カルフーン外野手は「そう思うよ。彼(大谷)は飛ぶように速いからね。あんなに体が大きいのに、すぐトップスピードに入れる」と、二刀流が誇るもう1つの武器、快足を称えた。

 記録は二塁の失策で、大谷の内野安打とはならず。カルフーンは「ボールがディー・ゴードンのグラブに少しハマった感じに見えたけど、スコアボードを見たらエラーになっていた。ゴードンがいい送球をしていたら、かなり際どいタイミングだったと思う」と振り返り、「彼は何事も当たり前とは思わずに、全力でハッスルする。今年は本当に楽しませてもらっているよ」と話した。

 7日(同8日)の本拠地ドジャース戦で右膝に自打球を受けていた大谷だが、その痛みを微塵も感じさせない快足に、同僚もただただ感心するしかなかった。

(Full-Count編集部)

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