湯河原町は11日、大阪府北部地震でブロック塀が倒壊して女児が死亡したことを受け、計78の公共施設を点検した結果、少なくとも6カ所のブロック塀が建築基準法に適合していなかった、と発表した。町は撤去や補強などの対策を講じる。
町によると、6カ所は湯河原小学校(2カ所)、吉浜小学校、みやのうえ保育園、湯河原図書館、吉浜下長窪の町道。塀が同法の基準を超える高さだったり、補強用の「控え壁」が未設置だったりするなどした。
町は湯河原小、吉浜小、みやのうえ保育園、町道のブロック塀をフェンスに交換。図書館は撤去や補強で対応する。
ほかに八雲保育園にある土留め(高さ約60センチ)に亀裂が入っており、補強する。