神奈川は6月29日から3日間 東京五輪聖火リレー

 2020年東京五輪の聖火リレーで、神奈川県内は同年6月29日から7月1日までの3日間にわたりトーチが駆け抜けることが決まった。山梨から受け取り千葉に引き継ぐ形で、具体的なルートは年内にも県の実行委員会が策定する。開会式まで1カ月を切った時期のハイライトとして、大会を盛り上げる起爆剤になりそうだ。

 県によると、各日のゴール地点となる3カ所で聖火の到着を祝うイベント「セレブレーション」を実施し、地元の文化や観光をアピールする。聖火ランナーは1人当たり200~300メートルを走り、一筆書きのルートをつないでいく。

 実行委は、黒岩祐治知事と県警本部長、横浜市消防局長をメンバーとして6月6日に発足。近く部会を立ち上げ、観光面や安全面などを踏まえた「記憶に刻まれるルート」(関係者)の策定を進める。

 黒岩知事は「五輪に向けた機運を大いに高め、県の魅力を全国に発信できるコースとなるよう、検討を進めていく」とコメントした。

神奈川県庁

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