「ファンタジスタ」きょうから原画展 諫早出身の漫画家・草場さん 市美術・歴史館

 人気サッカー漫画「ファンタジスタ」などで知られる長崎県諫早市出身の漫画家、草場道輝さん(47)の原画展(同市主催)が14日、同市東小路町の市美術・歴史館で開幕する。同日午後2時からは、先着30人限定の無料サイン会もある。
 草場さんは県立西陵高から長崎大に進学。会社勤めを経て1997年にデビューし、現在は同大水産学部を舞台にした「第九の波濤(はとう)」を週刊少年サンデーに連載している。
 13日には内覧会があり、「ファンタジスタ」の原画など179点を公開。筆跡の繊細さが伝わる生原稿や愛用のペン、交流のある本田圭佑選手のサイン入りシューズなど貴重な品々が展示されている。単独での原画展は初めてで、草場さんは「迫力や遠近感が出るよう、人物を描くときのアングルにこだわった点なども見てほしい」と故郷での開催を喜んだ。
 原画展は8月15日まで。サイン会の参加券は14日午前10時から配布する。火曜休館。同館(電0957・24・6611)。

草場さんの「ファンタジスタ」の原画などが展示された会場=諫早市美術・歴史館

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