14代臥牛窯当主模様付けを指導 長崎でワークショップ

 長崎県佐世保市木原町の窯元「臥牛(がぎゅう)窯」は14日、長崎市浜町の浜屋百貨店で、円形の陶板にはけ目を施すワークショップを開催した。
 臥牛窯では、元禄時代に栄えた現川焼の再興に取り組んでおり、赤土の陶器の表面に白い化粧土を塗り、繊細な絵や柄を織り交ぜた「刷毛目(はけめ)文様」が特長。ワークショップは、県無形文化財指定60周年記念として17日まで開いている14代横石臥牛氏の新作発表会の一環で実施した。
 参加者は、横石氏の指導を受け、くしやスポンジを使って思い思いに模様を描いた。同市大浦町の藤井恵美子さん(70)は「臥牛窯の作品を見てみたくて来た。絵付けは初めてで楽しかった」と話した。
 ワークショップは15日も午前11時~正午と午後3時~4時に開く。参加費4千円。事前予約可能で定員になり次第締め切る。当日参加もできる。浜屋百貨店(電095・824・3221)。

陶板に模様を付ける参加者=長崎市、浜屋百貨店

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