コール今季10勝目 打線も3本塁打を含む11安打でアストロズ快勝

【タイガース1-9アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

ア・リーグ西地区首位を走るアストロズのオールスター戦最後の3連戦の相手はタイガース。前日の試合では3対0で勝利したチームは連勝を目指し2戦目に臨んだ。先発のゲリット・コールが6回途中1失点と好投すると打線も3ホーマーを記録するなど2桁安打を放って快勝。次戦でのスイープや後半戦への勢いがつく価値ある1勝を挙げた。

アストロズ先発のコールは初回、2死からニコラス・カステヤーノスにヒットを浴びるも後続を抑えて無失点の立ち上がり。一方のタイガース先発、マイケル・フルマーは対照的でユリ・グリエルに犠牲フライ、ジョシュ・レディックにタイムリーを浴びるなど初回で2点を失う展開となった。フルマーの出鼻をくじいたアストロズ打線は続く2回にも2本のタイムリーでさらに2点を追加して序盤で4点差とした。

対するタイガースは5回までコールの前にわずか1安打と苦しんでいたものの、6回に先頭のカステヤーノスが出塁すると2死一塁からジェームズ・マッキャンにツーベースが飛び出し1点を返した。失点したコールはこの直後に降板となった。先発投手をマウンドから降ろして勢いに乗りたかったチームだが、後続が続かなかった。1点を返したときには既に先発のフルマーが7失点で降板しており投手陣にも不利な状況が続いていた。

アストロズはレディックとエバン・ギャティスの連続弾でさらに勝利を確実なものにするとまるで休むことを知らないかのような猛打で最終回を迎える時点では9得点と大量リードしていた。最後は22歳左腕のシオネル・ペレスが締めて試合終了。白星を挙げたコールは今季10勝目に到達し、打線では相手の3安打を大きく上回る11安打を放って最後まで主導権を渡さなかった。

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