五島に快勝し、3年ぶりに3回戦へ進んだ長崎東。打線は14安打を放って8点を奪い、投手陣は継投で2失点にしのいだ。山口監督は「理想通りの試合展開になった」とうなずいた。
直球に狙いを絞って次々と快音を響かせた。主将の4番有光は三回1死一、二塁で打席に立つと、外角低めを捉えて先制適時打。6-2の八回1死満塁では、初球を中前にはじき返して2人を生還させた。投げては背番号10の松永が直球にスライダーやツーシームを織り交ぜて6回2失点の粘投。七回からは熊谷が好救援した。
次は第4シードの波佐見に挑む。NHK杯で対戦した時には松永が被安打4で完投したが、本塁打3本を浴びて1-3で惜敗した。松永は「リベンジしたい」と気合十分。有光も「打線で援護したい」と意気込んでいた。