カージナルスが後半戦に向けて改革 マニーシー監督の解任を発表

現在ナ・リーグ中地区3位のカージナルスに衝撃が走った。日本時間7月15日、マイク・マシーニー監督の解任が発表された。2012年に監督に就任すると初年度から4年連続でチームをポストシーズンに導き、2013年から3年連続地区優勝と実績を残してきたが、後半戦は彼の姿をベンチで見ることはない。

今季のカージナルスは昨年まで日本球界に在籍していたマイルズ・マイコラスがオールスターゲームにも選出されるほどの大活躍をみせているが、チームとしては日本時間7月15日現在で47勝46敗で首位のカブスには7.5ゲーム差をつけられている。今後の暫定監督にはマイク・シルベントベンチコーチが務めることになるという。2016年オフにはマシーニー監督との契約を2020年まで延長していただけに驚きの発表となった。また、マシーニー監督と同時にジョン・マブリー打撃コーチとビル・ミューラー打撃コーチ補佐の解任も発表されている。

今回の決定についてジョン・モゼリアック編成本部長は「これらの決定は決して簡単なものではないが、後半戦に向けてリーダーシップの変化の必要性を感じた」と話している。同時にマシーニー監督に対して「多くの思い出がある。カージナルスのために卓越したコミットメントを発揮してくれたことにありがとうと言いたい」とこれまでの献身的な行動に感謝の気持ちを伝えていた。

球団としてはマシーニー監督のリーダーシップを高く評価していたものの、監督と選手の間でコミュニケーションが上手くいっていないという話が浮上しており、クラブハウス内では常に緊張感があったという。これが今回の解任に直接関係したかどうかは不明ではあるが、既に決定したことでありチームは新たな気持ちで後半戦に向けて準備を進めていく。今後の指揮を執るシルベルト暫定監督の手腕に注目だ。

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