猛暑続く 熱中症に警戒 岐阜・京都・熊谷など38℃予想

全国の天気と予想最高気温

 きょう(16日)も各地で猛暑が続く見込み。暑さを避けて、熱中症に警戒が必要となる。また、気温の上がる午後は、天気の急な変化にも注意が必要だ

厳しい暑さ続く 熱中症に警戒

きょうの予想最高気温の分布

 きのう(15日)は揖斐川(岐阜県)と福知山(京都府)で、38.8℃を観測し、今年全国で最も気温が高くなった。また、全国の観測地点927のうち200地点で35℃以上の猛暑日となり、7月としての最高気温を更新した所もあった。

 きょうも本州付近は高気圧に覆われて、広い範囲で日中は強い日差しが照りつける。九州から東北南部では厳しい暑さが続き、35℃以上の猛暑日となる所もある見込み。また、夜になっても気温が下がりにくいため、一日を通して熱中症に警戒が必要となる。特に豪雨で大きな被害を受けた地域では、熱中症にかかるリスクがより高くなっている。水分をこまめにとるなど、できる限りの対策が必要となりそうだ。

〈16日の予想最高気温〉
 38℃ 日田(大分県)、京都、岐阜
    名古屋、甲府、熊谷、前橋
 37℃ 岡山、富山、さいたま、宇都宮など
 36℃ 佐賀、大阪、福井、福島など
 35℃ 熊本、広島、松江、鳥取、
    長岡(新潟県)、東京など
 34℃ 大分、高知、松山、神戸など

天気の急変にも注意

きょう夕方の発雷確率

 気温の上がる午後は、西日本と東日本の山沿いを中心に大気の状態が不安定になるため、急な強い雨や雷雨に注意が必要だ。また、関東甲信、東海、近畿、中国では光化学スモッグが発生しやすくなる。屋外での活動には、よりいっそう注意が必要となる。
 北海道と東北北部は、上空に寒気を伴った低気圧の影響で不安定な天気となる見込み。

猛暑はおよそ1週間続く

週間天気予報と予想最高気温

 さらに、この先もしばらく西日本と東日本は高気圧に覆われて晴れる日が続く。西日本と東日本では22日(日)頃にかけて気温の高い状態が続き、35℃以上となる所がある見込み。引き続き体調管理に注意が必要となる。(気象予報士・及川藍)

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