流しそうめんで涼を感じて 神奈川・清川村でイベント

 県内で真夏日となった15日、神奈川県清川村煤ケ谷の道の駅「清川」近くの駐車場で、流しそうめんのイベントが行われた。地元産の野菜や、茶を練り込んだパスタなども村内から切り出した竹に流され、参加者は涼しげな雰囲気の中で、ひんやりとした麺を堪能した。

 イベントは村と、村外から移住して地域の活性化に取り組む「地域おこし協力隊」のメンバーが初めて企画。道の駅に農作物などを出荷する人たちらが開催した「清川マルシェ」に合わせて実施した。

 麺類のほか、ミニトマトやキュウリ、ちくわ、果物などが竹のレーンを流れ、参加者が箸を器用に使って口に運んでいた。横浜市青葉区から家族3人で訪れた会社員の男性(28)は、1歳半の長女に麺を食べさせようと奮闘。「初めての体験で、小さな子どもも楽しく食べることができてよかった」と喜んでいた。

 マルシェには飲食や物販など約10のブースが出店。厚木署と村による交通事故防止キャンペーンも行われ、にぎわった。

 横浜地方気象台によると、15日の日中の最高気温は海老名市で32・7度、横浜市中区で34・3度を記録した。

竹を流れる麺を楽しむ家族連れ=清川村煤ケ谷

© 株式会社神奈川新聞社