第一印象をキメる「あいさつ」とは?
「あいさつは大事!」とは、子供のころから耳にたこができるほど聞いているフレーズですよね。
でも、具体的にはどうしたら「感じの良い」あいさつができるのでしょう。
あいさつをしない方はいないと思います。
ですが、ほんのちょっとの工夫で、もっと感じの良いあいさつができるようになるのです。
第一印象が命のCA流のあいさつのキホンをおさえて、職場の人を驚かせてみませんか?
楽しい気分で本物の笑顔!
朝のあいさつを例にとりましょう。
「おはようございます」のたった一言ですが日々笑顔をキープできているでしょうか。
朝は寝不足だったり、なかなか気持ちが上がらなかったりするもの。
それを引きずったままあいさつしていませんか?
あいさつの笑顔のポイントは、「今日は楽しい一日になりそうだな!」という明るい笑顔を作ることです。
寝起きの顔は表情筋が硬くなっていますので、「あ、い、う、え、お」と洗顔前に大きく口を開ける練習をしてみてください。
口の周りの筋肉を柔らかくしたら、次は目を和らげます。
目を優しい表情にするための一番のポイントは、「楽しい気分」になることです。
まずは、楽しい気分になれる必須のことを頭の中でイメージしてみてください。
週末の趣味の予定でも、大好きな人のことでも、何でもよいのです。
朝から楽しい気分をイメージし、口の周りの筋肉を柔らかくしたら、もう朝のあいさつの準備は出来上がりです。
「おはようございます」と鏡に向かって笑顔で言ってみてください。
昨日の自分とは違う、周りの人を楽しくさせるあいさつができることと思います。
無意識に声のトーンは使い分けている?
笑顔で素敵な印象を与えることができたあなた。
カンペキなあいさつにあと一歩で手が届くところまで進んできました。
感じの良い「あいさつ」への次のポイントは、「声のトーン」です。
あいさつするとき、どんな声であいさつしていますか?
ほとんどの人は、「自分の普通の声」であいさつしていると答えるかもしれません。
ですが、実は誰もが、声を気分で使い分けているのです。
苦手な上司への「おはようございます」
仲の良い先輩への「おはようございます」
この二つは、意識しなくても、声のトーンが全く違うはずです。
苦手な上司への「おはようございます」は、少しぼそぼそと低めのトーンで。
仲の良い先輩への「おはようございます」は、弾んだ声の明るいトーンで。
どちらが「カンペキ」なあいさつかは、言うまでもないですよね。
では、どうしたら良いのでしょうか。
苦手な上司にも、仲の良い大好きな人へするようなあいさつをすればよいのです。
とはいえ、簡単なことではないかもしれません。
ですが少し工夫をすれば、誰でもできるようになります。
声のトーンは少し高めに!
ポイントは、「少し高めの声のトーン」です。
嬉しいことがあると、だれでも少し高めの声のトーンになるもの。
まずは楽しい気分で出している自分の声のトーンを知ることから始めましょう。
好きな人へのあいさつはどのような声で出しているでしょうか。
よく思い出してみて、その声を自分の「あいさつ用の声のトーン」として記憶しておきます。
何度か練習すると完璧です。
この「地声より少し高め」のあいさつ用の声のトーンをつかみ、あいさつの時には使ってみましょう。
職場の人から、「今日は元気がいいね」「気持ちのいいあいさつだね」と、ほめてもらえる日も遠くありません。
感じの良いあいさつで仕事がやりやすくなる!?
楽しい気分で、明るめの声のトーンであいさつしているあなたに、職場の誰もが「感じの良い人」というイメージを持ってくれることでしょう。
あいさつは知らない人にしても良いこと。
知らない人にもそんなイメージを持ってもらうことができたら、今後の仕事もグッとやりやすくなるはず。
「あいさつ程度」の人脈は誰もが持っていると思います。
感じの良いあいさつで、「あいさつ程度」の人脈が、自分に好意を持ってくれている人達、に変わったらどうでしょう。
千里の道も一歩から、無駄なことは一つもありません。
今日から朝のあいさつを大事にして、ちょっと違う自分を演出するヒントにしていただけましたら幸いです。