連休明けの17日(火)は体に堪える暑さが続く見込み。晴れて気温の上がる午後は東・西日本は天気の急変に注意が必要だ。
多くの地点で猛暑日に
夏の高気圧が西日本付近にほとんど停滞し、上空の気温は平年より4℃程度高い状態が続く。
西日本から東北南部は広い範囲で真夏日となり、多くの所で35℃以上の猛暑日が続く見込み。被災地でも厳しい暑さが続いている。濡れたタオルで首元を冷やしたり、出来るだけ水分・塩分の補給を行うよう、熱中症への警戒が必要となる。また、食中毒にも注意したい。
40℃を超えると5年ぶり
きのうの最高気温は、岐阜県揖斐郡揖斐川町で39.3℃、岐阜市と多治見市で39.0度と、全国で今年初めてとなる39度以上を観測したが、最高気温が40度を超えると2013年8月以来となる。(2013年は高知県四万十市の江川崎で国内最高気温の41.0度を記録)
(17日に39度を予想している地域)
前橋(群馬県)
(17日に38度を予想している地域)
熊谷(埼玉県)、甲府(山梨県)、岐阜、京都、日田(大分県)
夕立の可能性も
東日本や西日本の山沿いや内陸では、午後は雷を伴って激しい雨の降る所がある見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、強い雨に注意が必要となる。
一方、沖縄の先島諸島(宮古島・石垣島など)は南シナ海にある熱帯低気圧の影響でうねりを伴った高波に注意が必要となる。
光化学スモッグに注意
西日本や東日本では、光化学スモッグの発生しやすい気象状態となるため、屋外での活動に十分注意が必要だ。目や喉に異変を感じたら建物の中に入るように努めたい。
17日の予想最高気温(前日差)
札幌 25℃(+4℃)平年並み
仙台 31℃(+2℃)真夏並み
新潟 33℃(±0℃)真夏並み
金沢 35℃(±0℃)真夏並み
東京 35℃(+1℃)真夏並み
名古屋 37℃(-1℃)真夏並み
大阪 37℃(±0℃)真夏並み
福岡 33℃(-1℃)真夏並み
那覇 31℃(±0℃)平年並み
(気象予報士・崎濱綾子)