ロシアワールドカップを制したフランス代表では、マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFポール・ポグバが大きな存在感を放っていた。攻撃時には速攻の起点となり、決勝のクロアチア戦でも高精度のスルーパスをキリアン・ムバッペに通したり、自らも左足で貴重な追加点を記録するなど大活躍だった。
さらに今大会は守備でも高さを活かしてチームに貢献しており、攻守両面においてマンUでプレイしている時より貢献度は明らかに大きかった。問題はこれをマンUで続けられるかどうかだろう。
英『BBC』によると、クラブOBで解説を務めるリオ・ファーディナンド氏は指揮官ジョゼ・モウリーニョ次第だと考えている。ポグバがマンUで思うようにプレイできていないのは明らかで、ポグバの能力を引き出せるかは指揮官の手腕にかかっている。
同氏は「我々がW杯で見たポグバを解き放てるかはジョゼ次第。ユヴェントスでプレイしている時の彼は素晴らしいゲームをしており、恐らくユナイテッドでは正しいエリアでボールを受けることができていない」とコメントしており、モウリーニョはポグバのベストな起用法を見つけ出さなくてはならない。
ポグバの周辺は未だに騒がしいが、今大会で見せたパフォーマンスをクラブでも見せられるのか。能力の高さは今大会で十分に証明したはずだ。