平成最多の優勝回数を誇る長崎日大が、8年ぶりのV奪回に向けて順当に準々決勝進出。金城監督は「チャンスをつくった後の内容がお粗末すぎた」と残塁13の打撃に苦言を呈しつつ「夏の戦いの中には、こういう試合があるもの」と淡々と振り返った。
エース平岩が、打者でも4度出塁して体力を消耗しながら、長崎西打線を力で抑えた。捕手松永が「手応えを感じた」という直球に、鋭いカットボール、左打者の外に逃げるツーシームを織り交ぜて完投。六回途中からは1人も走者を許さなかった。
次は大きなヤマとなる創成館戦。金城監督は「(日程的に)一番理想的な当たり方だが、きょうの試合では、創成館の方が執着心は上。勝負どころでどれだけやれるか」と奮起を促し、主将の松永は「今季は公式戦でも練習試合でも勝てていないが、最後の夏に勝った方が勝ち。とにかく勝ちにこだわる」と闘志を燃やしていた。
長崎日大のエース平岩「力」で完投 鋭い変化球織り交ぜ
- Published
- 2018/07/16 12:21 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 16:13 (JST)
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