JFE建材東北とJFE建材フェンス東北/ガードレールとフェンスを一体受注 福島の復興道路で採用

 JFE建材東北支店(支店長・吉田茂氏)とJFE建材フェンス東北支店(支店長・佐々木正広氏)は、グループ運営一体化として昨年から役所・コンサルに対するコラボ営業に取り組んでいたが、このほどJFE建材の再帰反射ボルト(Jピカ)付ガードレールとJFE建材フェンスの目隠しフェンスNBF4型の組み合わせで一体化したコラボ商品が採用された。

 採用場所は福島県内の被災地から主要道路へ結ぶ生活用道路で復興事業の一環。これにより被災地および地元住民の生活道路として便利になったほか、目隠しにより住民のプライベートが保護されたとして周辺住民から安心できると高い評価を得ている。また景観を重視し色彩をブラウンにしたことで夜間の視認性が心配されたが、再帰反射Jピカボルトを採用したことで視認性の問題もクリアし、より安心・安全に寄与している。

 これまで防護柵とフェンスは、それぞれの機能に合わせて別々に発注するケースが多かったため、各社が別々に営業を展開していた。今回のコラボ営業により同一発注で同時に設置することに成功した。JFE建材東北支店の吉田支店長は「両社の得意とする強みを生かした格好。施工延長は約50メートルだが、このようなケースは今後も増えてくると期待している」と話す。これからもグループと連携したコラボ営業を展開し、顧客ニーズに応えていく方針だ。

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