イタルデザインとのコラボで生まれた、特別生産のGT-R
2018年6月、突如として公開され話題を呼んだ日産 GT-Rのプロトタイプカー「Nissan GT-R50 by Italdesign」が、7月12日に英国チェスターで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいてお披露目された。
さらに、フェスティバル会場では、日産ファクトリーGT3レーサーのルーカス・オルドネス選手とアレックス・バンコム選手によって、イタルデザインによりデザインされた「Nissan GT-R50 by Italdesign」のデモランも行われた。両選手は、この記念すべき特別なGT-Rをグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード敷地内のコース1.86kmを走行した。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードには、自動車デザイナーのアルフォンソ・アルベイザ氏も出席。今回のフェスティバルでのお披露目に際し、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、私たちとお客様の夢を盛り上げる上で最高の場となりました。創業以来50年の歳月を記念して、そのパフォーマンスと芸術性を兼ね備えた特別な日産GT-R50を展示できたことを光栄に思います。」と、コメントした。
Nissan GT-R50 by Italdesignとは？
この特別なGT-Rは、イタルデザイン社の創立50周年を記念し、GT-R NISMO 2018年モデルをベースに開発された。開発、設計、製造をイタルデザインが手がけ、内装・外装デザインは、ロンドンの日産デザインヨーロッパと日産デザインアメリカが担当している。
販売価格は約90万ユーロ（約1億1700万円）からと発表されている。生産台数は50台以下と非常に少なく、将来的に希少価値が高まるのは必至だ。なお内外装の仕立ては、オーナーの好みを反映して個別にオーダーするのが可能だという。
