きょう18日(水)も、命に危険が及ぶほどの猛烈な暑さが続く見込み。水分・塩分補給のほか、状況によっては屋外での行動を控えるなど、引き続き熱中症対策を心がけたい。

　きょうも西日本に中心をもつ高気圧に覆われ、全国の広い範囲で晴れる見込み。最高気温はきのう17日(火)と同じか高くなりそうだ。
　先週末から過酷な暑さが続いており、豪雨の被災地や高齢者、小さい子どもを中心に熱中症のリスクが高くなっている。こまめに休憩をとったり、水分・塩分補給をしたりするほか、無理せず冷房を使うことも必要だ。冷房設備が十分でない環境では、濡れたタオルなどで体を冷やすことも効果的といわれている。また、高齢者や小さい子どもは体調の変化に気づきづらいため、積極的に声をかける必要がある。状況によっては屋外での行動を控えたり、予定を見直したりするなど、万全の熱中症対策を心がけたい。

＜18日(水)の予想最高気温＞
　39℃…熊谷、名古屋、岐阜
　38℃…前橋、長野県飯田、甲府
　　　　　京都、大分県日田など
　37℃…福島、大阪、奈良、岡山
　　　　　山口、佐賀など
　36℃…宇都宮、富山、大津
　　　　　高松、熊本など

急な雷雨と光化学スモッグにも注意

　晴れる所が多い一方、午後は急な雷雨に注意が必要だ。特に関東から中国地方を中心に、大気の状態が不安定となり、雷雲が発生しやすくなる見込み。急な激しい雨や落雷、突風の可能性もあるため、空模様の変化に注意したい。
　さらに、関東甲信、東海、近畿、中国地方では、光化学スモッグの発生しやすい気象状態が続く。目がチカチカしたり、喉に違和感を感じたら、すぐに屋内に退避し、目を洗ったりうがいをするなどの対策が必要だ。（気象予報士・石上沙織）