オリオールズ・マチャド ドジャース移籍が決定的に

日本時間7月18日にナショナルズ・パークで行われた第89回オールスター・ゲームが、マニー・マチャドにとって、オリオールズのユニフォームを着てプレイする最後の機会となったようだ。MLB公式サイトに入ってきている情報によると、マチャドがオリオールズからドジャースへ移籍するトレードが成立目前となっており、少なくとも後半戦開幕までにトレードが完了する見込みであるという。

ア・リーグのダグアウトでインタビューを受けたマチャドは、自身のトレードについて「何も聞いていない」と語ったが、オリオールズはトレード成立に向けて着々と交渉を進めている。今季のマチャドは少なくとも打撃面においては自己最高のシーズンを過ごしており、前半戦は打率.315、24本塁打、65打点、OPS.963の好成績をマーク。スター遊撃手のコリー・シーガーをトミー・ジョン手術で欠いているドジャースにとって、マチャドの加入は極めて大きな戦力補強となる。

気になるマチャドの対価だが、先日のフューチャーズ・ゲームで2本塁打を放つ活躍を見せたユスニエル・ディアスがメインピースとなっているようだ。NBCロサンゼルスによると、ドジャースはディアス、ダスティン・メイ、エロール・ロビンソンという有望株3人をオリオールズへ放出し、マチャドのほか金銭とインターナショナル・ボーナスポールを得る見込みだという。ただし、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは有望株5人がオリオールズへ移籍する見込みであると報じており、最終的なトレード・パッケージについてはまだ流動的だ。

ディアスはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団4位にランクインしている21歳の外野手。今季はAA級で59試合に出場して打率.314、6本塁打、OPS.905をマークしている。メイは同10位にランクインしている20歳の右腕で、今季はA+級で14試合に先発して5勝3敗、防御率3.09をマーク。ロビンソンは同18位にランクインしている23歳の内野手で、今季はAA級で84試合に出場して打率.256、7本塁打、16盗塁という成績を残している。

早ければ明日にもトレードが正式発表される可能性があり、マチャドの動向から目の離せない状況が続きそうだ。

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