国内外の風鈴で涼感じて 22日まで川崎大師

 川崎大師平間寺(川崎市川崎区)の夏の風物詩「風鈴市」が18日から始まった。日よけの下につるされたのは全国各地や海外の風鈴約900種、約3万個。ガラスや陶器、青銅などさまざまな素材が奏でる涼やかな音を楽しみながら、訪れた人がお気に入りの品を選んでいた。22日までの期間中に、約30万人の来場者を見込んでいる。

 川崎大師観光協会の主催で23回目。境内の特設会場には、川崎大師オリジナルの「厄除(やくよけ)だるま風鈴」をはじめ、岩手県の南部風鈴、岐阜県の美濃焼風鈴、鹿児島県の薩摩切子風鈴などが並んでいる。売れ筋は2千円前後という。

 母親(57)と、生後間もない娘と一緒に訪れた横浜市鶴見区在住の女性(28)は「初めて来ました。娘も涼しげな音を聞いて喜んでいます」。母親も「売り手も親しげで、雰囲気がいい市ですね」と満足そうに話した。

川崎大師平間寺の夏の風物詩「風鈴市」

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