川崎の高校生、相模原でバスにひかれ死亡 サイクリング部の練習中

 18日午後0時5分ごろ、相模原市緑区青根の国道413号で、自転車に乗っていた川崎市中原区井田2丁目、私立高校1年の男子生徒(15)が観光バスにひかれ、頭を強く打つなどして死亡した。一緒に自転車で走っていた同校3年の男子生徒(17)=横浜市磯子区=はこの男子生徒の自転車に衝突して転倒し、足などに軽傷を負った。

 津久井署は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、観光バスを運転していた相模原市緑区向原1丁目、運転手の男(26)を現行犯逮捕した。

 署によると、男子生徒が片側1車線で下り坂の左カーブを走行中、対向車線を走ってきた観光バスの右側面と接触して転倒したという。

 亡くなった男子生徒ら2人はサイクリング部の練習のため、部員計9人でロードバイクと呼ばれる自転車に乗り、山梨県方面へ走っていたという。バスは都内の営業所に戻る途中で、乗客はいなかった。

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