日鉄住金溶接、金属管入り光ファイバーケーブルを無電柱化推進展で紹介

 日鉄住金溶接工業は20日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催する無電柱化推進展で、金属管入り光ファイバーケーブル「ピコケーブル」を紹介している。気密性や水密性に優れ、取り扱いが容易などといった点が高い評価を受け、今年3月には東京都板橋区で実証実験に参画するなど電線類の地中化に寄与する。

 ピコケーブルはシームレスフラックス入りワイヤの製造技術を応用した独自商品。光ケーブルをステンレスパイプ製の保護管に内蔵し、直接埋設できるのが特徴。オプト事業部が主導し、千葉工場(千葉県習志野市)で生産する。ITS推進・道路調査会の試算では、コストは電線共同溝の7割強。施工性や経済性の観点から無電柱化に有効なツールとして注目されている。

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