本とカフェで憩いの空間 ココウォーク5階に新設 きょうリニューアルオープン

 長崎市茂里町の大型商業施設「みらい長崎ココウォーク」は、10月に迎える開業10周年を記念した大規模改装を完了し、20日にリニューアルオープンする。5階フロアを全面改装し、コーヒーなどを飲みながら購入前の本を読むことができる「ブック&カフェ」の形態の店舗を市内で初めてオープン。「1000坪のリビングルーム」をテーマにした憩いの空間に生まれ変わった。
 5階フロアの広さは約4300平方メートル(約1300坪)あり、木を基調にした落ち着いた空間を演出。4階から5階につながるエスカレーターに面した壁面には本棚型の巨大ディスプレーを設け、洋書や長崎のハタ、波佐見焼などを飾り付けている。
 5階中央部には、書店の「TSUTAYA」とカフェの「ドトールコーヒー」が出店。イベントスペースやキッズゾーンも設けた。TSUTAYAを囲むように、和カフェの「ナナズグリーンティー」、ライフスタイルストアの「コーミンカン」、100円均一ショップの「セリア」、「ヤマハ音楽教室」がオープン。既存アミューズメントの「セガワールド」、美容サロンの「ミューズアヴェダ」も改装した。
 ココウォークを運営する長崎バスグループのみらい長崎は19日、メディア向けの内覧会を開催。高元信治常務は「新たな発見にあふれ、好奇心を満たす空間に変わった。幅広い年代の人たちに楽しんでもらいたい」と話した。
 今回の改装は飲食フロアを中心とした3月の改装に続く第2弾。同社はリニューアルに伴い、年間来場客を現在の700万人から800万人に増やす目標を掲げている。

本屋やカフェなどが一体となった5階フロア=長崎市、みらい長崎ココウォーク
5階に上がる途中に目を引く大きな本棚オブジェ

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