神奈川県綾瀬市教育委員会は19日、定例会を開き、2019年度から中学校で教科化される道徳の教科書に、東京書籍の「新しい道徳」を採択した。市立中全5校で使用される。
定例会では4人の教育委員が8社の中から高く評価する教科書を複数列挙し、それぞれ理由を述べた。
挙手による採決では、東京書籍に2人、日本文教出版、廣済堂あかつきに各1人が手を上げた。いずれも過半数に届かなかったため、人見和人教育長が加わり、「自分の考えを持ちやすそう」「生命尊重、いじめについて複数の教材を組み合わせ、非常に丁寧な扱いをしている」などとして東京書籍を挙げ、過半数に達した。