熱中症は予防と早めの対処が大切

きょうも東・西日本では、猛暑日地点が続出しそうです。13日(金)からきのうにかけて、すでに一週間連続で35度以上の猛暑日となっているところもありますが、暑さの出口はまだ見えません。

この連日の猛暑、さらに朝7時くらいから半日以上30度超えの時間帯が続くという体力を奪う長時間の暑さで、熱中症のリスクが非常に高まっています。こまめに涼しい場所で休憩をとって、水分・塩分補給をしてください。そして、普段なら、風邪のひきはじめや寝不足の影響かと思ってそれほど深刻にとらえない体調の変化、例えば、頭がボーっとする、体が重くてすぐに疲れる、歩いていてフラッとバランスを崩してしまう瞬間がある、なども、この猛暑が続く間は、まずは熱中症かもしれないと考えてみてください。自分のことはもちろん、周りにそのような症状を訴える人がいたら、すぐに対処するようにしてください。運動しているときは、息が切れても疲労を感じても、熱中症かもしれないと自分では気づかないかもしれません。集団で行動しているときは、自分からは声をあげにくいかもしれません。だからこそ、お互いに声を掛け合うことが大切です。

気象予報士・染井 明希子

画像について:20日の天気予報。

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