障害者の挑戦サポート パシフィコ横浜で福祉機器展示会

 福祉機器などの総合展示会「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2018」が20日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で始まった。「探しに行こう!暮らしに活(い)きるリハビリテーション」をテーマに、障害があっても、やりたいことに挑戦することで生活の質(QOL)向上につなげていくサービスや製品が紹介されている。

 片手でできる料理の実演コーナーや、旅行をサポートする団体の展示、フライングディスクをはじめとしたパラスポーツ体験などにも注目が集まっていた。入場無料、21日まで。

 神奈川トヨタ自動車(横浜市神奈川区)とトヨタレンタリース神奈川(同)は、トヨタ自動車のウェルキャブ(福祉車両)4台を出展。標準車に装着することで、障害者や高齢者の乗降性が向上する手すりやクッションなども紹介している。

 神奈川トヨタの担当者は「福祉車両の認知度・注目度は高まっており、問い合わせも増えている。毎年出展しているが、今年は各社とも展示台数が増加している」と手応えを語った。介助者が運転することを前提にした車両のほか、足が不自由だが自ら運転するユーザーのための車も需要が多いという。今回は車いすを電動でルーフ上に格納できるプリウスを展示。来場者は実際に乗り心地や操作性を確かめていた。

さまざまな福祉車両が並んだ展示会

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