西日本豪雨の被災者支援へ 相模原の中学生が4万円寄託

 西日本豪雨の被災者支援のため、相模原市立大野北中学校(同市中央区淵野辺2丁目)の生徒会が中心となって、11日から18日にかけて募金活動を行った。同校の生徒3人が20日、神奈川新聞社相模原・県央総局を訪れ、集まった4万1642円を神奈川新聞厚生文化事業団に寄託した=写真。

 被災地の状況を知った生徒会本部が発案。登校時間に昇降口で募金活動を行うと、多くの生徒が呼び掛けに加わったという。「募金箱にはたくさんの小銭が入っていたので、自分のお小遣いから寄付した生徒が多かったと思う」と生徒会長の小平貴翔さん(14)。生徒会で企画担当を務める清田蒼さん(14)は「『もし自分が被災地にいたら』と考えて、多くの人が寄付してくれた」と振り返る。

 同校生徒会は昨年も九州豪雨支援の募金活動を行い、4万3539円を集めている。生徒会副会長の山口咲妃さん(14)は「一致団結して募金活動ができた。この経験を他の事にも生かしたい」と話していた。

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