諫早市民による被爆体験記などを通じ、原爆や戦争の惨状を伝える原爆パネル展(市、市人権教育研究会主催)が20日、同市高来町の高来西ゆめ会館で始まった。27日まで。無料。
被爆体験記やビルマ(現ミャンマー)での戦争体験記、長崎への原爆投下時の状況や被害、被爆の後遺症などを説明したパネルなど約40点を展示。子どもたちにも見やすいよう、低い位置に展示物を設置した。
市企画政策課の担当者は、「諫早にも多くの被爆者がいる。高齢化が進む中、後世に記録と記憶をつなぎ、世代を超えて共に考える機会にしてほしい」と来場を呼び掛けている。
同展は会場の広さに応じて展示内容を一部変更しながら、市立諫早図書館(7月28~8月9日)、飯盛ふれあい広場(8月11~15日)、市立森山図書館(8月17~23日)を巡回する。今後、市内の小中学生が平和学習で学んだ成果などの展示も追加される予定。
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