確実に昔より暑くなっています

今年の暑さはここ数年の中でも特に過酷ですので、それに応じた対応が必要となりそうです。

気温の傾向をみると、世界の気温はここ100年で約0.69℃高くなっていますが、特に東京など日本の大都市は都市化・ヒートアイランド現象も加わって約3.0℃高くなっています。最低気温が25℃以上の熱帯夜、最高気温が30℃以上の真夏日、同じく35℃以上の猛暑日の日数もぐんと増えています。特に1990年代以降が顕著です。

冷房は贅沢という時代もありましたが、近年の暑さは身体がついていけないものになっていますので、気温が何度以上になったら冷房をつけるなど適切な熱中症対策が必要になる時代になってしまいました。特にお子さんや高齢者などは熱中症になりやすく、自分では気づきにくいので、周りの方の見守り体制も整えてみてください。これからこの暑さに応じた制度や設備を作ることが急務となりそうです。

気象予報士・長谷部 愛

画像について:猛暑日の年間日数(13地点平均) 出典:気象庁ホームページ

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