【卓球】石川佳純が3位に 大黒柱の意地見せる<ITTF韓国オープン 5日目女子の結果>

*写真は石川佳純(全農)

<ITTFワールドツアープラチナ・韓国オープン(大田)、2018年7月17日〜22日>

21日、韓国オープンが5日目を迎え、女子シングルス準々決勝〜準決勝が行われた。

準決勝に勝ち残った石川佳純(7月度世界ランキング4位・全農)は、世界ランキング1位の朱雨玲(中国)と対戦。今年2月に開催された卓球チームワールドカップでも両者は対戦しているが石川はストレート負けを喫していた。

試合では石川がロングサーブを多用し、バックハンド対バックハンドの高速ラリーの展開に持ち込もうとする。石川はバックハンドのみならず、フォアハンドも相手に時間の余裕を与えないために打球点を極力早めるハイリスクなプレーで攻め立てた。しかし穴のないプレーをする朱雨玲に対して石川はややミスが多くなってしまい、流れを奪うことができずストレートで敗北。

石川は今年5月の香港オープンでは初戦敗退、6月の中国オープンでは準々決勝で伊藤美誠に、ジャパンオープンでは準々決勝で陳幸同(同7位・中国)に破れ、直近の国際大会では上位進出ができずにいた。

しかしその中でも石川はプレーをより積極的に変え続けようとする姿がこの朱雨玲戦でも見て取れた。今回の3位はその飽くなき向上心の結果だったのではないだろうか。

準決勝の結果、決勝は23歳の朱雨玲と24歳の陳夢(同3位・中国)の同世代対決となった。

女子 韓国オープン5日目の結果

女子シングルス

<準々決勝>
陳夢(中国) 4-1 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
11-7/6-11/11-7/11-4/11-6

徐孝元(韓国) 0-4 朱雨玲?(中国)
6-11/7-11/4-11/4-11

<準決勝>
石川佳純 4-0 朱雨玲(中国)
8-11/6-11/8-11/9-11

陳夢(中国) 4-2 劉詩雯(中国)
9-11/5-11/11-9/11-9/11-8/12-10

ミックスダブルス

<決勝>
張禹珍/CHA Hyo Sim(韓国/朝鮮民主主義人民共和国) 3-1 WANG Chuqin/孫穎莎(中国)
5-11/11-3/11-4/11-8

文:ラリーズ編集部
写真:千葉格/アフロ

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