にぎわう夜のアーケード 島原「土曜夜市」始まる

 長崎県島原市中心部のサンシャイン中央街、一番街の両アーケードで21日夜、毎年恒例の「土曜夜市」が始まった。各商店が店先に商品を出したほか、露店やフリーマーケットが並び、多くの家族連れや若者らでにぎわった。
 商店街の活性化を目的に、アーケードを運営する万町商店街振興組合(松田俊司理事長)と中堀町商店街協同組合(鹿田信雄理事長)が協力して開催している。
 両アーケードには、かき氷や綿菓子、焼き鳥、たこ焼き、くじ引き、輪投げ、スーパーボールすくい、射的などの露店がずらり。日暮れとともに子どもらが集まり、夜のアーケードは来場者でごった返した。一番街アーケードの駐車場に設けられたステージでは、島原城七万石武将隊の演舞、アマチュアバンドのライブなどもあり夜市を盛り上げた。
 鹿田理事長は「夜市は古くから市民に親しまれ、楽しみにしてもらっている。島原の夏の風物詩として続けていきたい」と話した。
 夜市は28日、8月4、11日の盆前まで毎週土曜日に開かれる。

多くの来場者でにぎわった「土曜夜市」=島原市中心部のアーケード

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