酷暑の中、子どもら雪合戦! 川崎「かき氷みたい」

 北海道発祥で国際大会もあるスポーツ雪合戦を体験する子ども向けのイベントが22日、川崎市中原区の等々力競技場前で開かれた。猛暑の中、子どもたちは屈強なアメリカンフットボール選手たちと対戦。人工雪の雪球を手にコートを駆け回り、心地いい汗を流していた。

 体験イベントを専門に手掛ける国内唯一の企業「ぶーにゃんコミュニケーション」がJリーグの川崎フロンターレの試合に合わせて企画。子どもたちの対戦相手には同じく川崎を本拠地にする、アメフットの社会人Xリーグの富士通フロンティアーズが一肌脱いだ。

 集まった小中学生で即席チームを組み、顔まで防御するヘルメットをかぶっていざコートへ。氷を削った人工雪で作った雪球をユニホーム姿の大男目掛けて投じ、見事命中すると「やったあー」と歓声を上げた。

 両親と東京都練馬区から足を運んだ双子の兄弟(9)は「暑い中で冷たい雪に触れて楽しかった」と声をそろえ、妹(6)は「かき氷みたいだった」と笑顔を見せていた。

人工雪の雪球を投じる子どもたち=川崎市中原区

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