レイズ・ロバートソンが劇的なサヨナラ逆転満塁弾!

【マーリンズ4-6xレイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは3点ビハインドで迎えた9回裏に、マーリンズのクローザー、カイル・ベアクローを攻略し、劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。3点を追うレイズはジェイク・バウアーズとC.J.クロンの連打で無死一、三塁のチャンスを作り、崔志萬(チェ・ジマン)のセンター前タイムリーで2点差。カルロス・ゴメスが空振り三振、マレックス・スミスが二塁ゴロに倒れて二死一、三塁となったものの、ウィリー・アダメスがフルカウントから四球を選び、ダニエル・ロバートソンが8号グランドスラムを左中間スタンドに叩き込んで試合を決着させた。レイズ3番手のアダム・コラレックが2回無失点で今季初勝利(0敗)をマーク。ベアクローは4安打を浴び、5失点の大誤算だった。

劇的なサヨナラ逆転満塁弾を放ったロバートソンは「良いスイングができるボールを待っていたんだ」と自身の打席を振り返った。「俊足のスミスが二塁にいたからヒットで同点になると思った」とロバートソン。しかし、マーリンズ・バッテリーのサイン違いであろう速球をロバートソンが振り抜くと、打球は左中間スタンドに吸い込まれていった。6回4失点(自責点3)ながら13奪三振の力投を見せたレイズ先発のクリス・アーチャーは、ロバートソンについて「今季の彼はシーズンを通して僕たちにとって大きな戦力となっている。相手のクローザーに対して素晴らしい勝負強さを発揮してくれたね」とコメント。この試合が戦列復帰後3度目の先発登板となったエースも絶賛する、見事なひと振りだった。

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